ミニ水槽でCO2拡散筒を使ってみた感想。

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ミニ水槽のCO2添加に安い拡散筒の具合を試してみた

ヌマエビの体調に合わせて拡散筒でCO2添加

 水草とエビのいるミニ水槽でCO2(二酸化炭素)の添加量はかなり重要なポイントです。
 CO2が少ないと水草の成長が遅く、苔が付いて見た目も悪くなりますし、かといってCO2が多すぎれば、繊細なエビが体長を崩して元気に育てる事が出来ません。

 そこで前から気になっていた、CO2の溶解が目で見て分かる拡散筒を使ってみる事にしました。

ミニ水槽のCO2添加に安い拡散筒の具合を試してみた

水作のCO2拡散筒セットを選択

 CO2拡散筒はアクアリウムメーカー数社から発売されていますが、今回は水作製の拡散筒「CO2添加セット」を購入。

水作の拡散筒「CO2添加セット」を購入して使ってみた

 好みにもよるでしょうけど、透明な筒は水槽内の見た目もスッキリして、私は好きです。


CO2拡散筒の歴史は古い

 CO2拡散筒の歴史は古く、現在主流のボンベ式より以前からあったようです。
 ただ、CO2気体が水と接する面積は筒の直径に制限されるため、水量の多い大型水槽だと溶け込ますCO2量に限界があり、逆に筒を太くすると水槽の景観を損ねるデメリットがありますね。

 また、拡散筒周辺のCO2濃度が偏って高くなるとも言われてるようです。

 でも今回ミニ水槽でCO2拡散筒を試してみたくなった理由は、CO2を水中で溶かし込むため水面から逃がす量が少なく、添加の無駄もなく溶解量がはっきりと分かりますし、ミニ水槽であれば充分過ぎるほど添加する事が可能な点です。

 これまで発酵式CO2ペットボトルのみで添加していましたが、流量調節できないのでどうしてもヌマエビの体調に影響しやすく嫌がって泳ぎ回る事があるため、エビの体調を崩さずに水草も良い効果が得られるCO2量を調べてみたくなりました。

 拡散筒はスターターセットでも安い点も、低予算飼育がテーマの私のアクアリウムにぴったりですし。

炭酸ガスが溶ける状況がよく分かる

 実際に拡散筒を設置し、炭酸ガス(CO2ガス)を筒内に溜めてみました。

拡散筒に炭酸ガスを溜める

 初めはどの程度溶けていくのか全く予想もつきませんでしたが、正直、私が考えていたよりも早く筒内の気体がどんどん減っていく状況がよく分かります。

拡散筒のメモリ25ccまでCO2を充填

 水に溶け込んでいく気体量は水量や現状のCO2濃度でも変わると思いますが、水温26度で1時間あたり5ccほどでしょうか。

筒内の炭酸ガスが減ってる状態

 ただ数時間ほど添加し続けてみて分かったのは、ミニ水槽になるほど急激に水質が変わってしまうと言うこと。。

 この拡散筒を試してみたかった第一理由は、ヌマエビの体調を崩さずに添加できるCO2量を知りたいという事でしたが、これではすぐにエビの挙動に異変が現れます。

 そのうち水面に仰向けになって手をもぞもぞし始めるエビも現れました。酸欠(二酸化炭素中毒)で息苦しいのでしょう。。

CO2の添加し過ぎで酸欠?

 初日は最終的に20ccほど添加しましたが、そこですぐ止めました。

CO2拡散筒の設置場所で多少の改善

 その後、設置場所をヘアーグラス上部でさらに水流の真下になるように、拡散筒を移動して様子を見てみました。

CO2拡散筒を水流の真下に再設置

 これでも10ccほど添加したところで、エビは腹ヒレ(!?)を仰ぎ出し、後ろ足で背を掻く仕草を始めました。こうなるとそのうち水槽内を勢いよく泳ぎ始めます。。

CO2拡散筒とエビの具合まとめ

 CO2拡散筒を試してみて思ったのは、CO2を無駄なく溶解させる事はできるが、水槽内に万遍なく均一に濃度を上げるのは難しい事、そして筒の太さに比例して溶解スピードは上がるので、体積の小さいミニ水槽になるほど、細い筒径でないと使いづらい事。

 つまり拡散筒でCO2濃度の上昇を緩やかにするには、筒を細くするか、炭酸ガス充填を少しずつ小刻みに行うしかありませんから、変化の大きいミニ水槽ではエビに良い添加装置とは言えないのが結論でした。

 これならまだ発酵式ペットボトルで拡散器(エアーストーン)を水面に近づけて添加量を調整した方が、水質の変化が徐々に変えられると思います。
 まあ今回の拡散筒による二酸化炭素の添加量程度では、エビ以外の熱帯魚には全く問題ないくらいの水質変化でしたから、エビがいない水槽には充分使える添加方法でしょう。

 あと、水草の量が増えればその分、エビに影響の出ない許容CO2量も多くなるでしょうから、私の水槽の水草が少ない(水草量に合わない)だけとも言えそうです。

 正直、水草のボリュームが理想に近づいたら、無駄にCO2を使ってトリミングの手間が増えるよりは、苔の抑制程度に添加する方が効率が良いので、その時になれば、かなり少量でも添加できる拡散筒は好都合かもしれません。

 とりあえずもう少し使って様子を見てみますので、何かしら良い結果が得られれば、また追記します。

 なお、小型魚のいる水槽では、稀にこういう事もあるみたいです。。

CO2拡散筒に入り込むアルビノグローライトテトラ

 筒の中に偶然入って出られなくなってるアルビノグローライトテトラ。。

その後の追記

 一週間ほど、エビの様子を見ながらCO2添加量を変えてみたのですが、うちのミニ水槽(約20リットル容量)では、5cc程度の添加がエビの体調にも影響が出ず最適量(限界量というべきか)でした。

水作CO2拡散筒を使ってみた感想

(左端の添加筒が5cc弱の状態)

 まあ、水槽内は写真の通り水草量も少なく、水量に対しての生体数もそれなりに入ってるので(写真では分かりづらいですが小型魚7匹エビ3匹)、植物のCO2消費量はそれほどでない上に、夜間時の熱帯魚や水草の生体呼吸によるCO2発生もあります。
 だから、この程度の添加でも苔抑制には充分なようですし、ヘアーグラスやナナプチなどの葉色や艶も良い状態を維持できています。

 CO2効果による水草の成長速度はそれほどではないですが、葉長が間延びせずに丁度いいCO2濃度なのかもしれません。このくらいなら維持費も安いし。

 そう考えれば、拡散筒も使い方次第で案外ミニ水槽に具合が良いものです。配線も無く、ごく少量から添加調整できるのですから。

 今回は付属の炭酸ガススプレーで注入してますけど、これなら「発酵式ペットボトルで朝に必要量を補充して」なんて使い方もできますね。・・それは手間か。

拡散筒の関連記事
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