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食い付きが良いビーシュリンプの餌。

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ビーシュリンプにおすすめの餌!食い付きの良い厳選3商品

ビーシュリンプにおすすめの餌!食い付きの良い厳選3商品

 アクアリウムの中でも高い人気を誇るビーシュリンプは、鮮やかな柄が水槽に映え、元気にツマツマする姿は堪らなく可愛いものです。

 そんなビーシュリンプですが、飼育難易度が高めということも相まって、体調に影響する餌(エサ)の選択は、繁殖を成功させる大きなポイントにもなります。

 とはいえ商品の種類は豊富で、どれを選べばよいか特に初心者には悩ましいかもしません。

 そこでこのページでは、これまで私が試してみた餌の中でも食い付きの良い餌を、厳選して3商品ご紹介します。

 もちろんピントシュリンプやシャドーシュリンプ、その他ビーシュリンプ新種系も同じように喜んで食べてくれます。

 ちなみにこのピックアップは、私の水槽環境のシュリンプたちが好んだという完全に私的な経験を踏まえています。
 紹介するブランドだけが全てではありませんから、参考までにご覧ください。

 それにしても3商品どれも、よく食べるシュリンプフードです^^

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エサ選びの前に知っておきたいこと

 エサ選びの前に大切なことがあります。

 次項から解説しているので、不要の方は飛ばしてください。

水槽環境でエサの食い付きは変わる

水槽環境でエサの食い付きは変わる

 エサうんぬんの前に、水槽環境づくりがとても大切です。

 つまり、ビーシュリンプ達が元気に育つ水質や水温、そしてエサとなる微生物が発生・繁殖するような水槽環境ですね。

 正直なところ、環境が悪くてシュリンプ達の体調がすぐれない状態では、どんなに良いエサを与えても食い付きは悪く、エサに全く反応しない個体だっているでしょう。

 考えてみてください。

 もしあなたが同じように体調が最悪なとき、目の前に大好物の料理を出されたとしても、美味しく食べることは出来ないと思います。

 実は、エビの体調が絶好調であれば、がっつき具合に差はあれど大抵のエサは食べてくれます。
 それでも食べないとしたら、水槽内に大好きなコケや微生物が豊富にある場合だけでしょう。そんなときは皆んな、あちらこちらでずっとツマツマしています。

ビーシュリンプが餌を食べない時

 ビーシュリンプが餌を食べない時、そして『動きも鈍く、移動も少なく、じっとしてる』なんて体調の悪い個体が多い状況は、水槽環境に問題があります。

 まずは急いで環境改善に取り組みましょう。

 環境づくりにはこちらの記事もオススメです。よろしければご覧ください。



動物性エサと植物性エサについて

動物性エサと植物性エサについて

 ビーシュリンプの餌には、「動物性エサ」や「植物性エサ」と表記した商品があります。

 動物性はフィッシュミールや魚油など動物性たんぱく質を配合した餌であり、植物性は海藻粉末やクロレラなど植物成分中心の餌です。

 この動物性と植物性はどちらが良いということではなく、動物性たんぱく質と植物由来栄養のバランスを、飼育者が調整して与えられるように作られています。

 つまり「動物性」「植物性」と表記しているメーカーは、雑食性のエビに対して「様子を見ながらどちらも与えてね」という意味で2セット対(つい)で作っています。

 ただしこのページでは、実際に愛用している方だけ個別にピックアップしています。
 理由は率直に、食い付きが良い成長が良い使い勝手が良い、この3点を基準に私的上位に食い込んだ商品です。

動物性と植物性の与える比率

 参考情報として私の場合、動物性と植物性をそれぞれ与える比率は、だいたい植物性2〜3に対して動物性1の割合です。

 これまで植物性だけ与えたり、動物性だけ与えたりしてみて、どちらかというと植物性はがっつくほどでなくても安定して好む傾向があり、動物性は最初の飛びつきは抜群でも続けると徐々に飽きる傾向がありました。
(※もちろんブランドによって変わります)

 そして最終的に植物性多めで動物性少なめの比率が、どちらの食い付きも良くなり、食べ終わりもキレイでした。

 また動物性たんぱく質は水を汚しやすい点で、管理のしやすさも多少加味しています。

 ちなみに植物性エサだけで飼育する事も可能です。
 だからといって動物性エサは少なくても与えた方が、骨格もしっかりと成長を促進して、さらに植物性エサの食い付きをより良くする点で、有益と思います。

 ということで、植物性2〜3:動物性1といったバランスで与えています。

 ※これが正解というわけではありません。
 状況によって変わるでしょうから、皆さんの正解を探してみてください。

動物性たんぱく質を配合したエサの注意点

 先に書いたように、動物性タンパク質は成長を促進して植物性エサの食い付きも良くしますが、これも状況次第です。

 ビー達の活性がイマイチだと、さらに調子を悪化させてしまう場合があります。

 調子が不完全な個体にとって動物性タンパク質は、味も匂いも強過ぎて、食べるどころか近づこうともしません。
 そして、どんどん飼育水を汚してしまうんですね。

 こんな時は無駄に動物性エサを与えず、硝酸塩濃度を下げるなど活性の低い原因を排除して、環境改善に努めましょう。

 ちなみに「動物性」「植物性」といった区別(表記)が無い商品であっても、動物性たんぱく質を含むエサは同様です。
 パッケージ裏面の原材料表示にフィッシュミール・カニミール・エビミール・魚油などが書かれた商品は、ビーシュリンプの調子を観察しながら与えるのがおすすめです。

食い付きの良いエサ3選!

 それでは、食い付きの良いエサ3選をご紹介していきます!

錦えびPROシリーズ動物性

「錦えびPROシリーズ動物性」食い付きの良いエサ3選

 初回使用時からエビの集まり、食い付きは他商品より頭一つ飛び抜けていた印象のシュリンプフード、「錦えびPROシリーズ動物性」です。

錦えびPROシリーズ動物性は円柱型ペレット状エサ

 円柱型ペレット状で、約1cm前後の粒で入っています。

 水槽に入れるとどんどん崩れていくタイプなので、稚エビにも行き渡りやすい反面、ソイル(底床材)の隙間に入って汚れにも繋がるので、必ず食べ切る量を与えましょう。

錦えびPROシリーズ動物性に群がるエビ団子の様子

(錦えび動物性に群がるエビ団子の様子)

 エビの個体数が少なくて残ってしまう場合は、初めにハサミで小さくカットして与えると良いです。

ペレット状スティックエサをハサミで小さくカット

(ハサミで小さくカット)

エビの個体数に合わせて小分けに餌やり

 とにかく私が一番長く愛用している動物性エサがこれです。
 食い付き抜群なんですよね。

 錦えび動物性の食い付きが良くない場合は、確実に飼育水が汚いってくらい。

 ただし、こればかり与えていると栄養が偏って食べ方も悪くなっていくので、植物性エサとローテーションで与えると真価を発揮します。


アルティメットバクター

「アルティメットバクター」食い付きの良いエサ3選

 粉餌で唯一愛用する「アルティメットバクター」は、休眠植物性バクテリアを主原料として稚エビの生存率をアップさせ、水質浄化作用まである優れものです。

 粉餌は他にもありますけど、他と全然違う、唯一無二という感じ。

 植物性バクテリアは、稚エビだけでなく成体ビーシュリンプも大好物。
 植物性エサとして、毎日少しずつ添加しています。

粉餌アルティメットバクター1回の添加量

 また、硝酸塩濃度の上昇を抑える効果もリアルに体感できるんですね。
 公式サイトでは“緑ゾウリムシの増加を促して硝酸塩を分解する”と説明されています。

 粉餌はフィルタースポンジが詰まりやすいことで敬遠される場合もありますが、アルティメットバクターの稚エビの生存率を高めながら環境も整えてくれる圧倒的な利点が、根強いファンの多い理由でしょう。

粉餌アルティメットバクターを添加した様子

(アルティメットバクターを入れた様子)

アルティメットバクターを食べる稚えび

(葉の裏や石の陰に隠れる稚エビ達にも行き渡る)

 底面フィルター中にスポンジを埋め込みセットしてるような水槽だと、スポンジ目詰まりはリセットに繋がるので避けたい気持ちも分かりますが、スポンジフィルターや外掛けフィルターのようにスポンジ掃除が簡単な設備環境なら、利点の方が勝る素晴らしい商品だと素直に思います。
 スポンジをギュってすれば回復しますから。

 特に水換え少なめ過密飼育で管理しているシュリンプ水槽は、すごい効果を実感するでしょう。


シラクラえび玉シュリンプフード

「シラクラえび玉シュリンプフード」食い付きの良いエサ3選

 シラクラの「えび玉シュリンプフード」は特に評判の高い餌なので、ご存知の方も多いと思います。

 フィッシュミールやサナギ粉など動物性たんぱく質は一切使わず、海藻粉末・クロレラ・スピルリナの植物性にビタミン・ミネラルを配合した四角い板状ペレットタイプです。

シラクラえび玉シュリンプフードは四角い板状ペレット餌

 えび玉シュリンプフードは、水に沈んでからもボロボロ崩れることなく数日も形を維持するので、ソイルの隙間に落ちることなくキレイに食べやすく、また食べ残したら取り出すことも出来ます。

 これは率先してオススメしませんが、どうしても数日餌を与えられない時などに、最悪1〜2粒事前に入れておくことも出来ます。
(前後の水換え等、適宜メンテしましょう)

シラクラえび玉シュリンプフードに群がるエビ団子の様子

 動物性たんぱく質を使わず、しかも崩れにくい、ダブルで水を汚しにくい餌です。それでいて食い付きも悪くない、使い勝手抜群の商品です。

 ちなみにシラクラえび玉シリーズには、「エビ玉premium」(ケール・カルシウム強化)、「えび玉スペシャル」(ケール・カルシウム強化・フィッシュミール)、「えび玉ソフトテイスト」(崩れるタイプ)などあります。
「えび玉VIVID」(色揚げ)は生産終了)

 こちらはベーシックのド定番「えび玉シュリンプフード」です。
 パッケージが「えび玉ソフトテイスト」と似てるので、間違えないようご注意を。

 次が色揚げ用の「えび玉VIVID」。

シラクラえび玉VIVID色揚げ

 「えび玉VIVID」は、アスタキサンチンとカルシウムを強化しています。
ノーマルより割高ですが、「白や赤の発色を良くしたい」ならこちら。
※VIVIDは生産終了

 ケール・カルシウム強化の「エビ玉premium(プレミアム)」も、色揚げに良いです。

 究極のシュリンプフードとして登場した「エビ玉premium」は、AやB群Cのビタミン類や、リン、ミネラル、特にカルシウムを多く含んでいます。


ビーシュリンプにおすすめの餌まとめ

 ということで愛用するビーシュリンプにおすすめの餌をご紹介してみました。

 忖度なし、完全に私の裁量だけでオススメしています。やっぱりエビたちの正直な姿が基準になってます。

ビーシュリンプにおすすめの餌まとめ

 餌やりは特に楽しい時間ですから、食い付きが良いと嬉しくなりますよね。

 ちなみに今後さらに良いブランドが出てきたら、入れ替わる可能性もあります。でもこれまでを考えると安易に変わったりはしないでしょう。そんな3選。

 それにしても商品によって食い付きの良し悪し、ハッキリありますね(爆)
 これまでに、ほとんど使わず処分したブランドも、ぶっちゃけ複数あります・・。

 ただし何度も言いますが、もしエビの元気がない時はエサに期待するだけでなく、何よりも優先して環境を見直すのがおすすめです。
 ビーシュリンプ関連の記事もいくつか書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

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