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水槽フィルターの管理。

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濾過フィルターろ材やネット、パッドについて

濾過フィルターろ材や濾材ネット、フィルターパッドについて

 水槽の水質環境を安定させてくれる濾過フィルターは、物理的な汚れを濾したり有毒なアンモニアを分解する生物濾過など、アクアリウム管理を格段に容易にしてくれます。
 必ずなければならないものという訳ではありませんが、水槽の基本装備として定着しており、ほとんどのアクアリストが利用している定番アイテムですね。

 そんな水槽フィルターに必要な濾材(ろ材)の事、ろ材ネットやフィルターパッドについて、安価で効果的にセットする方法やおすすめろ材など、使ってみた経験からを書いてみます。

ろ材ネットやフィルターパッドを安価に代用

 水槽の維持管理には何かと費用が掛かるので、安価に代用できるものはどんどん取り入れています。

ろ材ネットは100円ショップの水切りネット

 ろ材コンテナ(カゴ)に対応していない外部フィルターでは、固形ろ材を種類別にネットに入れればフィルター掃除も非常に簡単になります。
 でもわざわざ純正ネットを買うのも割高なので、100円ショップの水切りネットがおすすめ。

ろ材ネットに100円ショップの水切りネットを代用

 特に使い方というほどの事もありませんが、水切りネットを水道水でさっと揉み洗いしたら、フィルターサイズに合わせてネットに濾材を適量入れて、口を結束バンド(タイラップ)で締めます。

濾過材を水切りネットに詰め結束バンドで締める

 結束バンドも何度も開け閉めできるタイプが使いやすいです。これも100円ショップで売っています。
 結束バンドの柄が長くて邪魔なら、ハサミで切ってしまえばOK。

 水切りネット1袋に数十枚くらい入ってますから、ろ材を新しく交換する時はそのままネットごと不燃物ゴミで処分してます。

細目フィルターパッドは上部式ウールマットをカット

 外部式フィルターで頻繁に交換の必要なのが細目フィルターパッドですね。白い物理濾過スポンジ。
 これも専用品を買い続けるとけっこう出費なので、上部式濾過フィルター用のお徳用交換ウールマットをハサミでカットして代用しています。

上部フィルター用交換マットを2004に流用

 フィルター形状にきれいにカットしなくても大丈夫。カクカクで良いので大まかにカットしたら詰め込むだけ。性能的にも全く変わりません。

細目フィルターパッドをハサミでカット

 交換ウールマット1袋には大抵5〜6枚入っており、1枚でパッド3〜4回分をカットできるので非常にリーズナブルです。
 私は数百円で買った交換ウールマット1袋で既に5年ほどカットして使っています。しかもまだ残ってる。。

 注意するのは交換ウールマットのサイズ。ご自分の使っている外部フィルターケース直径に合わせて選ぶ必要があります。
 上部式フィルターも大型水槽サイズに対応した幅広のものがあるので、外部フィルターサイズに合う交換マットを選びます。

定番のおすすめ固形ろ材

 外部フィルターで悩むのが固形ろ材の種類。初心者の方ほど、どのブランドを選ぶか迷ってしまうと思います。商品によってはpHを不安定にさせるものもありますし、安易に選んで後悔することも。

 そこで私が使ってみて良かった定番おすすめ濾材をご紹介します。

pHを調節する信頼のパワーハウスろ材

pHを下げるパワーハウスソフトタイプSろ材の効果

 太平洋セメントのパワーハウス(機能性水質最適化ろ過材)は、水槽pHを調節し安定させる機能を持ち、表面積の広い多孔質構造で生物濾過能力もお墨付き。ベテランアクアリストやプロショップに愛用される濾過材です。

 pHを下げたい場合はpH上昇抑制機能のソフトタイプ、pHを上げたい場合にはpH降下抑制機能のハードタイプがあります。
(写真がソフトタイプS。ソフトと言っても柔らかい訳じゃありません)

 水道水が弱アルカリ性で悩む方に、パワーハウスのソフトタイプは特に本気でおすすめ。
 値段は他ブランドに比べて高いですが、水質が安定するというだけで水草の生育難やエビの体調不良などの対応・出費が激減するので、逆に安く感じるくらい納得の高品質です。

 S、M、L、ベーシックとあり、小型水槽用がSでLが家庭用大型水槽、ベーシックはプロショップや水族館など超巨大水槽用と言った感じ。Sサイズのリットル(容量)あたり単価が最も高価になりますが、その分バクテリア定着能力が高くなりますから、小さい水槽ほどケチらずSを選ぶと良いです。

失敗しない濾材EHEIMサブストラットプロレギュラー

失敗しない濾材におすすめエーハイムサブストラットプロレギュラー

 流通量も多く値段もそれなりで定番中の定番ろ材が、EHEIM(エーハイム)サブストラットプロレギュラーです。

 サブストラットプロももちろん多孔質で表面積も広いのですが、ただ広いだけでなく、水槽環境に重要な濾過バクテリアが着床しコロニーを形成しやすい孔サイズの構造になっています。

 外部フィルターと言えばエーハイムと言われるくらい長年アクアリストに愛されてきた老舗メーカーの失敗しない濾材。安心して使える商品だと思います。

 ただし、このサブストラットプロは経験上、若干ですがpHを上げる作用があります。
 高pHの悩みが無いソイル底床などの水槽なら、お手頃で良品のこれが生物濾過イチオシ

リング状濾材ならエーハイムメック

 リング状濾材でおすすめはエーハイムメック

リング状ろ材でおすすめエーハイムメック

 エーハイムのリングろ材は物理濾過だけでなく、生物濾過プラス偏りがちなフィルターケース内の水流を拡散して均一に整える役割も担ってくれるので、濾過ケース容量の2〜3割ほどを上流(濾過槽に水が流れてくる入り口側、通常はケース下層)に追加するとフィルターの濾過効率が良くなると言われます。

 さらにエーハイムメックはサイズが細かいながら高品質セラミックで割れにくく、長期間の使用にも耐える耐久性があります。
 セラミック素材は他社ブランドではpHを上げるものもありますが、このエーハイムメックのセラミックはpHや水硬度に全く影響を与えないので、どの水槽でも心配なく使えます。

 

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