ウィローモスをテグスでしっかり巻く縛り方
今回はウィローモスをテグス(釣り糸)でしっかり巻きたい人に、簡単にキュッとできる縛り方をご紹介しています。
いや自分じゃそれほど大した事じゃないと思ってたので、わざわざページ作ることもないと思ってたんですが、人に教えるとこれが案外好評でして、それなら書こうかなっていう。
確かにテグスは細いし跳ねっ返りがあるから縛りづらいんですよね。思い起こせば私も初めての時は苦戦した覚えがあります。ただ固結びだと弛む。。
まあ巻き方なんて水草が解けなきゃ何縛りだっていいんです、実際は。だからあまり興味ない方はスルーして下さい。
ちょっと知りたいって人だけ見てもらえれば。
テグスの縛り方手順
ということで、早速テグスの縛り方の手順です。
ちなみにテグスは、100円ショップの手芸コーナーで売ってる細いタイプ(1号〜2号)で十分です。あまり太いと目立つし跳ねっ返るし、何かと不便です。
端に輪っかを作る
まず始めに、端を縛って輪っかを作ります。
(分かりやすく紐で説明します)
適度な長さで折り返し、くるっと回して玉結び。
輪っかは直径1cmくらい小さく作ると、後で目立ちません。
縛って出た長い余分(矢印)は切っておきます。
この輪っかが先端(スタート)になります。
輪っかを流木や石の裏側に押さえて、載せたモスをぐるぐる巻いていきます。
最後の縛り方
ぐるぐる巻いてテグスがスタート位置まで戻ってきたら、最後に縛り方です。
作っておいた輪っかに通す。
通したテグスをキュッと引っ張り、締める。
キュッと締めたら緩まないように輪っかの接点を親指などで押さえます。
そして上の写真のように折り返したテグスの下に通します。
石や流木はゴツゴツして隙間が結構ありますから、通るところならどこでも良いです。
親指で押さえてる接点は緩まないようにしたままです。ですが通したテグス末端は、まだ引っ張って締めないように。たわんだ状態にしておきます。
紐の解説写真は分かりやすいように短くしてありますが、余分な長さは最後に切ればいいので、テグスの末端は少し余裕を持った長さを残しておいて下さいね。
実物はこんな感じ。
親指で接点を押さえながら、折り返しを下に通すところ。
テグスに余裕があれば、遠くの隙間にも通せます。長い分は最後に切れば良いですから。
テグスを下に通してできた輪に先端を入れて、矢印のように引っ張ります。
テグスなので滑ってスルスル〜っと締まっていきますが、引っ張る手(写真右手)を小さく左右に揺らしながら引っ張るとさらに良いです。
最後に、テグスの余った部分をハサミで切って完成。
お疲れ様でした。・・っていうほどじゃないですね。。
こちらが、実際に結んだ完成状態。
分かりづらいですが矢印の先に、始めと終わりに結んだコブがあります。
いや景観的にも、コブなんて分かりづらい方が良いですよね。
このテグスの縛り方は我流です
分かりやすく説明するために写真をたくさん載せたので一見難しそうですが、実際にやってみると簡単にできちゃうはずです。
それでいて、きっちりキュって縛れるから気持ちいい。
ただし、水草が痛むほどキツく縛りすぎないようにして下さい。最終的にはモスが舞ったりしなければ良いので、痛めてたら本末転倒ですから。
ちなみにこの縛り方は完全オリジナルな我流ですから、釣り糸の縛り方をよく知ってる方なんかは「それじゃ強度が無いよ」ってツッコミたくなるかもしれませんけど、水草は魚のように激しく暴れて逃げようとはしませんから、問題ありませんね。
それでいて、モス活着には過剰すぎるほどピシッとしっかり巻けますから。
また、モス類だけでなくアヌビアスナナやブセファンドラ、ミクロソリウムなんかの活着水草にもテグスは使えますが、これらはビニールタイで巻き付ける方が楽な場合が多いです。
あとモスと違って大きな水草は、ぎゅっと縛るとテグスが食い込むので、痛めて根を枯れさせないようにご注意を。
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最後に。
テグスはやはり見えづらく、撤去の際も解きやすい場面が多いので重宝します。木綿糸やビニールタイのように目立たないし、ハサミでちょっと切って引っ張れば細いからスルスル〜って抜ける。
(まあモス巻きは結構そのまま放置しちゃうけど。耐久性もあるし。)
だから、選択肢として捨てられないんです。
ただ、テグスの端が飛び出てたりすると熱帯魚やエビが絡まったり怪我する可能性もありますから、短く処理したり下に隠したりしてください。
参考リンク
テグスの参考リンク。例えばこんなナイロン巻きテグスです。
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[AG001]TOHOテグス1号(6-11-0) 25m巻[RPT]
釣り糸テグスは色付きがあるので、買う前に注意してください。
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