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水槽ガラス蓋を自作してみた。

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水槽のガラス蓋を自作。蓋の効果と必要性

 ミニ水槽にガラス蓋を新調!

水槽のガラス蓋を自作。蓋の効果と必要性

 長年、アクリル製の水槽蓋(フタ)を使っていたのですが、サイズがイマイチ合っていなかったことと、アクリル蓋は蛍光灯照明の熱で変形するため、ガラス蓋を自作してみました。

 これが以前の3mm厚アクリル製蓋。

水槽のアクリル製蓋は熱で変形しやすい

 夏場はもっと反るので、時々ひっくり返して使ってました。。
 実はこれもホームセンターの材料をカットしたお手製だったりします。サイズ感が適当でしょう?(汗)

 水槽蓋は絶対に必要と言う訳ではないですが、あると便利な効果が多々あります。
 ここでは自作ガラス蓋に関して、そして水槽天板の効果や必要性についても書いています。

水槽蓋の良い点!

 水槽蓋の良い点(メリット)を挙げてみます。

 このような利点があります。

 この中でも私が一番嬉しいのは、冬の水の蒸発を抑制してくれるところでしょうか。
 寒い時期はどうしても空気が乾燥するので水槽水の蒸発スピードが早く、総水量約20リットル程度のミニ水槽では余計に水面低下が酷く感じられます。水面が下がっていると見た目も良くないですよね。

 ちなみに、夏場は逆に熱が籠りやすいので、多少隙間のあるフタの方が良いです。時期に合わせて2パターンあると尚良いですね。

 また、この水槽にはいませんが、バタフライフィッシュやハチェット等の仲間は特に水槽から勝手に飛び出してしまう習性がありますから、水槽サイズにぴったり合わせたフタが欲しいところです。

ガラス蓋カットの道具を準備

 ガラス蓋を作る道具を準備します。

 ガラス板って基本、規格製品かオーダー製品ばかりなので、ホームセンターなどでは通常売られていないんですよね。専門ガラス屋さんでオーダー購入が可能です。

 実は正直、水槽蓋くらいのサイズだと、特注でも通販ならそんなに高くありません。
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 私はたまたま親戚の家に細切れの5mm厚ガラス板があったので貰い受け、それをカットして水槽天板に使いました。強化ガラスじゃなく普通のガラス。

カットするガラス板

 何に使われていたのか分かりませんが幅900mm、奥行き180mm、厚み5mmで、水槽フタに使えと言わんばかりのぴったり感。元の持ち主は「なんのガラスだっけ、これ?」という。。

ガラス厚5mmの自作ガラス蓋

 安いから通販でオーダー注文しても良かったのですが、一度ガラスカッターでガラスをカットしてみたかっただけです、はい。

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ガラスカッターでガラスをカット

 ガラスカッターには、オイル式と乾式、特殊硬質合金鋼のローラー型とダイヤモンド刃など、いくつか種類がありましたが、私は何度も使う訳ではないので、使い捨て感覚で千円以下の安い乾式ローラー型タイプを用意しました。先端に数ミリの小さいローラー刃が付いています。
 通販の500円以下のものでも数回カットするくらいなら大丈夫じゃないでしょうか。

ガラスカッターと砥石

 使用したカッターは対応厚4mmまでだったのですが、5mm厚ガラスでもしっかり力を掛ければ切れ目は綺麗でした。ただ、細かいガラス片や切り粉が出るので、室内より野外で行った方が良いかもしれません。

定規が動かないようにゴムシートを

ガラスカットに定規をゴムシートで固定

 ガラス面なので定規がどうしても動きやすいため、定規の下にゴムシートを置いてズレないようにします。
 ゴムシートは、キッチンにあった瓶フタ外し用を使いました。100円ショップにある格子状のズレ防止シートでも可能です。

ガラスカットの

カット面を砥石研磨

 カットしたガラス面は鋭く、指を切りやすいので注意。

 砥石もピンからキリまでありますが、切断面を丸く研ぐだけですし数百円の安価な物で充分でした。草刈り鎌用の安い荒研ぎ中研ぎ一体商品を選択。

 ちなみに、ガラス蓋自作工程で一番難しかったのはこの砥石研磨です。力加減や擦る方向を間違うと角が欠けてしまいます。

ガラス板の切断面研磨で出来やすい欠け ガラス板の切り目を研磨する失敗例

 以下の写真のように、縦ではなく横に、角から内に向かって優しく研ぐのがコツ。

ガラス板の切り口を砥石研磨

水槽ガラス蓋を自作!まとめ

 水槽のサイズに合わせてガラス蓋を自作した経緯をご紹介しました。

水槽の蒸発量を抑える自作ガラス蓋の効果

 蓋の隙間が少なくなったお陰で、蒸発量はだいぶ抑えられるようになりました。

 ガラス製になって少し重みはあるけど、アクリル製のように熱でひしゃげないし、見た目もGOODで、大満足です。

 暑い時期になったら横幅3分の1辺りでもう1本切り目を入れて、セパレートタイプにしようと思っています。

 ちなみにガラス蓋受けフックは元から水槽に付属していたものを使いましたが、“水槽フタ受け”で検索すると見つかります。
 対応の水槽ガラス厚に注意。水槽メーカーや規格サイズによって、水槽のガラス厚が変わります。

 まあ今回はガラス板をたまたま手に入れたので自作してみましたが、やってみて思ったのはオーダーでも通販で安いなら買った方が話は早いですね。。

 あ、オーダー注文の際も、サイズ間違いにご注意ください。

 必ず水槽の内内(うちうち)で計測して、さらに蓋受けの厚み分の余裕(隙間)を持たすのも忘れずに。
 今回の自作ガラス蓋は、片側5mmずつの隙間で丁度良かったです。

 届いたらピッタリ過ぎて入らないなんてオチ、私は案外やりがちだなと。。

参考リンク

 今回使った道具の参考リンク。

 粗目と中目の両面コンビ鎌砥石。安いです。

 コンヨ「硝子切ローラー型」は職人の町で有名な新潟県三条市で作られたガラスカッター。でも安い。

 

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