コケ取り最強サイアミーズフライングフォックス。

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サイアミーズフライングフォックスの情報は嘘?

サイアミーズフライングフォックスの情報は嘘?

 先々月、我が家に新しく仲間入りした熱帯魚、「サイアミーズ・フライングフォックス」。
 ヌマエビ以外のコケ取り生体として有名で、黒髭コケだって食べてくれる可愛いやつです。

 ただ、個体差によってコケ取り能力が全然違うなんて情報も多く、まったく食べない個体もあるとか言う話も。。

 でもね、「その情報、嘘なんじゃないの?」ってちょっと疑ってるんです、私は。
 我が家にいるサイアミーズ達はどれも驚くほどに茶ゴケも糸状コケも黒髭コケ(それほど出ないけど)もバクバク食べてくれる大食漢で、正直、コケ取り最強と言われるヤマトヌマエビより全然すごいじゃんって感じ。各水槽にたった1匹でも。

サイアミーズフライングフォックスのコケ取り能力は最強?

(奥にいるのは似てるけどブラックネオンテトラ。よく間違えて求愛行動してます。。)

 ということで、こんなに愛おしいサイアミーズフライングフォックスの汚名挽回という感覚で、私の実体験を元にこの記事を書いています。
 サイアミーズの導入を考えている方はご参考下さい。

サイアミーズフライングフォックスはこんな魚

 まず初めに、サイアミーズフライングフォックスの名前や飼育環境について少しご紹介。

 名前にある“サイアミーズ(siamese)”って、タイ国の旧名で“シャム国の”という意味。原産地そのままですね。
 ちなみにシャム猫も、“シャム国の猫”という意味の「サイアミーズキャット」とも呼ばれてます。

 最適pHは弱酸性なんでしょうけど、コイ科の種だからか水質の変化にもけっこう強く、うちの水槽ではpH7.5程度でも元気にパクパクしています。

 そして基本草食とはいえ、超雑食
 コケだけじゃなく生き餌や人工餌も普通に食べます。

 ここまでで気になる点は、体長(大きさ)と雑食性ってところでしょうか。それらも含めて以下に続きます。

サイアミーズ情報が信じられない理由

 サイアミーズ・フライングフォックスの事がざっと分かったところで、私がなぜ「サイアミーズはコケを食べない」情報が信じられないか、理由を書いてみます。

どれもコケをよく食べる

 家のサイアミーズ達は、どの個体も良くコケを食べます。今までヤマトヌマエビ数匹で追いつかなかったコケでも、サイアミーズ1匹で綺麗にしてしまうくらい。

どのサイアミーズフライングフォックスもコケを良く食べる

(潜り込んで器用に食べる姿。pH7.5くらいの水槽にて。)

 とりあえずヤツらを見てると、四六時中コケをむさぼっています。
 ガラス面から葉の裏側まで、ヒレで上手にホバリング(?)しながら、ハムハムと器用に食べていきます。

 生き物ですから確かに個体差はあるんでしょうけど、我が家では大きな差は感じられません。

 ちなみにうちのサイアミーズは同時期に購入した訳ではなく別々に迎え入れ、各水槽に1匹ずつ泳いでいます。
サイアミーズは学習能力があり、コケを良く食べる個体が一緒だとその他もよく食べ始める”といった話もありますが、その点でもうちの子達は元気な仲間に同調してる訳ではないようです。

飼い方や環境は大丈夫?

 サイアミーズは丈夫で飼いやすい部類の熱帯魚ですが、それでも生き物ですから酷い水質の汚れやpHの極端な変化はやはり体調を崩します。不調の原因がその他だったとしても、元気が無い個体がコケを食べずにじっとしてるのは当然でしょう。

サイアミーズは水質の変化や汚れが嫌い

(pH6.5の水槽。ソイルが黒いと同化して見失います。。)

 また、人工餌などを与え過ぎるとコケを食べなくなります

 エサの量は大丈夫でしょうか。
 コリドラスに似た下向きの口は、沈降性エサの食べ残しもキレイに食べてしまいます。

 サイアミーズをコケ取り生体として飼うなら、人工エサの与え過ぎ・食べ残しに注意しましょう。

それ本当にサイアミーズ?

 サイアミーズ・フライングフォックスにそっくりな「フライングフォックス」と呼ばれる種がいます。
頭に“サイアミーズ”が付かない)

 サイアミーズが本物と言われ、偽物なんて揶揄されるちょっと可哀想なフライングフォックスとの見分け方・体の特徴の違いは以下に。

本物のサイアミーズフライングフォックスの見分け方

(こちらがサイアミーズ。予想以上にすばしっこいのでピンボケしてます。。)

 ちょっと混乱しそうになりますが、「コケを食べない個体」はもしかして違う種という可能性も。。

コケを良く食べる飼い方のコツ

 本物と偽物なんて所まで突っ込んでみましたが、そうはいってもどんな生物でも多少なり個体差があっておかしくはありません。

 そこで「コケを良く食べる飼い方のコツ」も書いてみます。

人工餌を控えてハングリーに!

 これが一番重要。
 栄養価が高くバランスの取れた人工餌は当然、コケより美味しい筈。満足すればコケを無視することだってあるでしょう。

 実はうちのサイアミーズも1匹、初日はあまり食べませんでした。

 そこで他の熱帯魚には悪いけど1日餌を抜いてみたところ、翌日には少しずつ苔を食べ始めていました。
 もしかしたらこの個体は、ショップで充分にエサを与えられていたのかもしれません。

 人工餌は最も水質を汚す原因なので、うちのエサやりは基本的に1日1回でかなり少な目。そういう点でも、どのサイアミーズも元気にコケを食べる理由なのかもです。

 また、餌が充分に食べられる習慣に慣れると、餌の取り合い意識からか攻撃的な面が強くなるようにも感じています。

水質を安定させる

 水質を安定させるのはアクアリウムの基本ですが、生体の健康にはやっぱり大事。
 おおまかに言えばpH6.5〜7.5、GH3〜4程度の範囲で、硝酸塩やリン酸塩濃度も高くなり過ぎないように。

 コケ取り生体を探す状況からして既に硝酸やリン酸が高い状況が多いのかもしれませんが、水槽サイズに対する生体数やエサの量、底床の汚れ具合は、真っ先に改善するべきところです。
 大体が「過密飼育」「エサのやり過ぎ」「フンの経年蓄積」「過剰肥料」「水換え不足」の辺りです。

気性の荒い魚との混泳を避ける

 テリトリー意識が強く気性の荒い熱帯魚との混泳は避けます。
 それほど臆病では無いですが、どんな魚もいじめられれば衰弱します。

サイアミーズのメリット・デメリット

メリット

 メリットは何と言っても高いコケ取り能力
 水槽内を自由に泳ぎ回り、水草から底床、ガラス面、ヒーターや濾過装置などあらゆる部分の苔をキレイにしてくれます。痒いところにも手が届く感じ。

水槽内の器具類に付く苔もキレイに食べるコケ取り生体

(フィルター放水部分さえも、鮭の滝登りのように水流に逆らって食べてくれる掃除力!)

 しかも食べ方が優しく上品なので、ヤマトヌマエビのように水草を掘り返したりしません。ヘアーグラスのような細い葉も上手に掃除します。

 コケを食べる姿は、同じくメンテナンスフィッシュで人気のオトシンクルスにそっくりですが、食べるコケの種類や掃除量はサイアミーズフライングフォックスの方が多く、また水質への耐性も強く育てやすいのは圧倒的にサイアミーズでしょう。

デメリット

 一番のデメリットは体長が最大で12センチほどになるので、成魚だと小型水槽には持て余す点。
 また大きくなるとテリトリー意識が少し強くなるようで、グラミー系のゆったり泳ぐ魚との相性があまり良くないみたいです。(こちらは未確認)

 ちなみに、うちのはまだ6〜7cmなので今後どうなるか分かりませんが、30センチキューブ水槽や45センチショートスリム水槽でネオンテトラなど小型魚と一緒に泳いでいます。
 各水槽に1匹ずつでも充分過ぎるほどコケ被害を抑制して、キレイな状態を保ってくれています。

サイアミーズフライングフォックスのまとめ

水槽のコケ掃除ナンバーワンじゃないかと感じる今日この頃。そんなサイアミーズフライングフォックスについて書いてみました。

サイアミーズフライングフォックスの飽きない美しさ

 ぶっちゃけ、ショップで見るとそれほど興味の湧かない風貌ですが、地味なデザインながらいそいそとコケを食べる姿はかなりキュートで、体調が良いとウロコやヒレの艶もよく、眺めていて案外飽きない美しさがあります。

 ただ、勘違いしてはいけないと思うのが、コケの除去を生体に任せっきりにするのではなく、富栄養化の根本的なコントロールが第一前提ということでしょう。
 環境が改善されない事には、いくらコケ取り能力があってもキリがありません。

 水草への施肥を調整して余剰な栄養素を抑え、生体の排泄物による汚れを換水してクリーンに保つ事。

 もちろんどんなに整った水槽環境でも、茶ゴケや緑コケなど少なからずコケは発生します。
 それでも出てきたコケに対して最後の仕上げ工程にサイアミーズのようなコケ取り生体の力を借りるのが、綺麗な水槽を上手に維持するコツだと思います。

 ちなみにちょっと小ネタとして、サイアミーズフライングフォックスの糞は苔の色そのままだったりします。

サイアミーズフライングフォックスの糞の色は緑!

(緑コケを食べた後はこんな緑色!)

 そして面白いのが、その糞をヤマトヌマエビ達が食べるという。。
 サイアミーズが胃下垂なのかどうかはさておき、それほど消化してるわけではないようですね〜。


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