水草水槽やアクアリウムって大変なの?

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水草水槽とかアクアリウムって大変なの?

水草水槽アクアリウムって大変なの?

「水草水槽とかアクアリウムって大変なの?」とか「難しい?」って聞かれる事が時々あります。
 そういう質問をされる方はたぶん、一度も水槽を設置した事の無い人か、もしくは水草のある水槽にランクアップしたいと考えてる人じゃないかと思います。

 そこで、私の経験から言える事を答えてみます。

水槽アクアリウムはそれなりに手間が掛かります

 率直に言ってしまえば、大変かも。
 そりゃ、人によって大変と感じる度合いも違うでしょうし、実際にやってみて性格や相性に合ってる人なら、それほど苦に思わないかもしれません。

 当たり前の事ですけど、熱帯魚やエビ、水草だって生き物ですから、犬や猫などのペットと同じように世話をする手間は掛かります。

 エサはある程度ちゃんちゃんと与えないといけないし、暑い夏や寒い冬の水温管理とか水の交換、水草を育てるのなら照明や肥料、苔対策なんかも考えないとです。
 観葉植物だって毎日水をあげたり日当りを考えたりしないと枯れてしまいますし、生き物を育てるなら当然の手間が水槽アクアリウムにもあります。

 ただ、犬や猫のように散歩したりもないですし、毎日のご飯代や維持に掛かる費用もアクアリウムの方が全然少ない。ペットとしては楽な方ですよね。

 一つ思うのは、「魚だから死んじゃっても良いでしょ」くらいの感覚では始めて欲しくない
 猫や犬なら真剣に育てるけど、水槽は適当にやれば良いなんて思ってる人は、たぶん上手くいかないし。

 犬や猫なら命は重たいけど魚は軽いなんて事の無いように初めて欲しいところです。まあ最近は犬や猫でもそういう感覚で買ってしまう人が多いようですけど。。

 ちょっと大げさですが、アクアリウムはあの小さなスペースの中に、水中の生態環境をそのまま作るのですから、“適当”で出来るほど簡単じゃありません。
 でもそこが楽しいし、好きな人にとっては苦でもないはず。

 安心するのは、このページを読まれてる方は真剣に考えてる人ばかりな事。
 大変かどうか調べるくらいの気持ちがあれば、大丈夫ですよね。

水槽アクアリウムに必要な日々の管理

 水槽アクアリウムに必要な日々の管理を挙げてみます。

餌やり頻度

 餌やりは人によって変わりますが通常、毎日1回から3日間隔で1回くらいです。1回あたり数分くらいで食べきれる量を与えるのが良いです。

水槽の餌やり頻度

 食べきれる量が良いというのは、食べ残したエサは水の汚れに繋がるため。
 そのため毎日ではなく数日に1回だけ与えるという方も多いです。

ネオプロス「水とろ過の汚れを抑えるエサ

 ちなみに私も基本1〜2日に1回エサを与えています。
 食べきれる量を与えていても、エサの頻度が多いとその分、糞やアンモニアの排泄物がやはり水質の悪化を早めてしまいます。

 餌やりは水槽飼育でも楽しい醍醐味のひとつですから、何度も与えたくなってしまうのですが、生体の健康を気遣い、水槽環境を安定させるために、餌やり間隔は大きなポイントです。

 また、昨今の市販されているエサは、熱帯魚の鮮やかな色と健康を保つ栄養がバランス良く配合されています。また、エサのサイズも大小あり、水面に浮くフレークタイプや水中に沈む粒状タイプなどありますから、飼われる魚やエビに合わせて選ぶと良いでしょう。

 小型〜中型サイズの熱帯魚を飼おうと思ってる方が多いと思いますが、最近では“水を汚さないエサ”なんて商品もあり、私も使っています。

 写真のキョーリン「ネオプロス」は正直なところ、匂いの強い普通のエサに比べて慣れるまで食い付きもイマイチですが、慣れてしまえば飛びついて食べてくれます。


 生きたGB菌とひかり菌が分解を助けてろ材を汚さないのだそうですが、確かに油膜の少なさや汚れにくさは今まで使っていた餌に比べて断トツに良いですね。
 現在ではグッピー用やカラシン、プレコ、コリドラス用、大型魚用などのタイプも売られています。

 ちなみにアロワナやピラニアなど大型魚に与えるエサは人工餌だけでなく、コウロギやメダカなどの生き餌やスーパーの生鮮食品コーナーで売ってる刺身、鶏肉のささみなど脂肪分が少ない動物肉を与える事もできます。

水換え作業

 水換えは水槽アクアリウムの基本とも言えます。

 生体の排泄した糞やアンモニアをバクテリアが分解して水槽環境を綺麗に保つのですが、とはいえ、分解し切れずに蓄積してしまう成分(硝酸)もあり、定期的な水換えでその蓄積濃度を下げるのが、水換えの大きな意味です。

 また、水は蒸発して減っていきますから、その分も意識して水を換える必要があります。

 ちなみに、人工的な器具を使わず、生体の糞をバクテリアが分解し、それを水草が栄養として吸収、水を綺麗にする、まさに生態系をそのまま切り取った状態を水槽内に再現する“バランスドアクアリウム”という言葉がありますが、これは本当に難しく、ちょっとやそっとの経験では不可能と言っていいです。

 一般的に認知されている水槽アクアリウムは基本、水換えが当然と考えて間違いありません。
 頻度は水槽に合わせてそれぞれ変わってきますが、必要な作業です。

濾過フィルターの掃除

 濾過フィルターの掃除も、水換えほどではありませんが、数ヶ月に1度程度は必要な管理です。

水草水槽アクアリウムの濾過フィルター掃除

 外部フィルター、上部フィルター、壁掛け式、水中式など様々な種類がありますが、内部のスポンジ部で濾し取ったヘドロや固形路材の汚れをさっと洗い流します。

 水換えと違い、フィルター掃除の頻度は少ないですが、しっかりメンテナンスする事で、水質の安定や水換え頻度の低減に繋がります。

 ちなみに、水槽の一番下に設置する底面(底床)フィルターがありますが、このタイプは底に敷く砂利やソイル等が汚れを取り除くフィルターの変わりになりますので、水換え作業のときに一緒に、底に溜まった糞などを吸い上げるようにします。
 底面フィルターでは、一面が水草で底面の掃除が出来ない場合などもあり、水換えのみでそのまま維持してくことになりますが、そういった場合は水槽のリセット時期(水槽内を一度全部出して手入れ)は早まります。

 そのため外部フィルターや上部フィルターと連結してダブルで使用する方も多いです。

 底面フィルターは砂利の底面全体から水を吸うので他のフィルターと違い小さな生体が吸い込まれる心配も無く、エビ飼育(ビーシュリンプ)や稚魚水槽に適してると考えられています。
(底面フィルターでなくても、エビ飼育は全然可能です。)

 私は外部フィルターのみです。

水草の肥料やCO2、トリミングについて

 水草水槽では水草の世話も必要です。
 とは言っても上記の項目に比べてそれほど作業に追われるものでもありません。

 まず、水草の成長に必要な栄養素を固形肥料や液肥で与えたり、光合成に必要なCO2(二酸化炭素)を適度に添加したりします。

水草ロタラとCO2

 肥料に関しては、追肥のし過ぎは苔の増加や水質の悪化に直結しますから、少な過ぎるくらいの感覚で考えておいた方が無難です。
 栄養の豊富なソイルを選んだ水槽では、設置して立ち上げてから数ヶ月はほぼ必要ない場合がほとんどです。その後の施肥でも、固形肥料なら月単位で考え、液肥でもごく少量ずつ添加してみて様子を見るのが良いです。

 私の場合は、水草の葉や茎の色と形状を見て、追肥の可否を判断します。
 葉が黄色味がかったり、ガタガタと波打ったり、状況を見て肥料の間隔を決めています。

 葉の色艶が良いのに「成長が遅いから」なんて安易に肥料を与えると、逆に頑固な黒髭ゴケが葉にこびり付いて剪定しなきゃならなくなったり、茶ゴケに覆われて光合成できず、最悪枯れてしまうなんて事もありますから、肥料は慎重過ぎるくらいの方が上手くいくと思います。

 CO2(二酸化炭素)の供給は水草の成長を促進して、綺麗な葉色を維持しやすくなります。また、苔の繁殖を抑える効果もあります。

 なので水草だけの水槽なら、かなり高濃度にCO2添加しても大丈夫です。

 しかしながら魚や特にエビにとっては、CO2濃度が高過ぎると二酸化炭素中毒による酸欠で死んでしまいますから注意。
 初心者には少し難易度が高いようにも思えますが、実際に使ってみると水草への絶大な効果があるので、水草水槽であれば少しずつ取り入れるのがおすすめです。

 現在では、タイマー制御で昼間のみ設定した量を自動で添加してくれるボンベ式CO2装置もだいぶ安価になってきました。
 それでもまだ高価だという方は、発酵式CO2ペットボトルを自作する方法もあります。私も愛用してますので、詳しくはこちらもご覧ください。
⇒「水草の発酵式CO2添加装置をペットボトルで自作する作り方

 最後にトリミング(剪定)です。水草も成長すると照明を遮り、水槽を埋め尽くすほど大きくなる種類もありますから、適度に背丈を整える必要があります。

 また、小さい水槽や前景にはあまり大きくならない水草を選ぶなど、始めの段階で水槽サイズに合わせた水草の種類を選ぶのも大切です。

水槽アクアリウムの基本装備も必要

 とりあえず定期的に手の掛かる事柄に関して書いてきましたが、水槽アクアリウムには必要最低限の基本的な装備も必要です。

照明ライト設備

 照明ライトの設備は見栄えを良くして鑑賞するためだけでなく、水草を育てる光としても大事です。
 水草を入れる予定が無いのなら深く考える必要はありませんが、水草を上手に育てるならそれなりの光量は不可欠です。

 従来からある蛍光灯タイプや昨今主流のLEDタイプ、高出力のメタハラなどありますが、値段も安くて水草を育てられるものでは蛍光灯が一番初心者向きで簡単かもしれません。ただ、主流の移り変わりとともに蛍光灯商品のレパートリーは少なくなっています。

 LED照明であれば水草に適した青色と赤色の光を発する商品を選びたいところですが、明るさも色味もとなると少し値段が高くなります。
 値段が安いLED照明も増えていますが、ものによっては性能が低くただの観賞用といった感覚のものもありますから、LEDを選ぶならレビュー等を見比べて慎重に選びましょう。

 LEDが優れている点は、発熱が少ないので水槽水温に影響が少ない、直進性の強い光なので底床近くの水草にも光が届きやすい、デザインが薄型でスマートなものが多い、と言った辺りです。
 デメリットは、電球交換ではなく使い捨てタイプが多く不経済的、商品によって水草育成性能に大きな差があるなど。

 メタハラはさらに費用も掛かり、水槽の上から吊り下げ式なので設置も少し大掛かりになりますが、明るいので水草生育に一番向いていると言われます。発熱も高いので水温に影響しやすく、どちらかというと玄人向きなところがあります。

 照明のオンオフは自動で管理できる商品がおすすめ。電源コンセントにタイマーをかませれば、指定した時間に勝手に点いたり消えたり設定きるので、手間は掛かりません。


濾過フィルター

 フィルターで水質を綺麗に維持します。24時間稼働するので、フィルター清掃のとき以外、常に電源は入れっぱなしです。

 水槽サイズに対してフィルターも大きくなり値段も高くなりますが、ケチらず充分に容量のあるものを選ぶとメンテナンスは全然楽になります。
 とはいえ、大き過ぎると水流が強過ぎて水槽が洗濯機状態にもなりかねません。選ぶ際は対応水槽サイズを基準に大きめを選ぶと良いです。

 外部フィルターや上部フィルター、底床フィルターなどありますが、最近の主流はやはり外部フィルター。定期的な掃除やメンテナンスのやりやすさもあり水槽の見た目もスッキリできるのでおすすめ。
 外部フィルターでは定番のドイツメーカーEHEIM(エーハイム)がモーター音も静かで壊れにくくパーツ単体でも買える利便性もあり、私も愛用しています。

ヒーターやクーラーの水温管理

小型扇風機タイプのぴたっとファンサーモ

 熱帯魚や海水魚では水温管理がとても重要です。そのために一定の温度に水を温めるヒーターや夏場の水温上昇を抑えるクーラーや送風機(小型扇風機タイプ)があります。

 どちらも設定温度に合わせて自動でオンオフする商品があるので、一度設置してしまえば壊れるまで管理する事はほとんどありません。

 冬のある日本では水槽にヒーターは必須ですが、クーラー類に関しては住んでいる地域や室内環境で左右されます。
 夏場、水温が28度を超えてしまうのであれば、小型水槽なら安価な送風機タイプや、60センチ水槽以上は高価ですが高性能なクーラータイプも検討するようにしましょう。

 写真にあるように我が家では真夏の暑い時期だけ、送風機タイプを設置しています。


 26度以上になると自動で動くファン。音はうるさいですが、安いながらも3〜4度くらいなら水温を下げてくれています。

水草水槽アクアリウムは大変なの?まとめ

 水草水槽アクアリウムの手間について書いてきましたが、いかがでしたか。
 もしかしたらこれを読んで「ちょっと大変そう・・」と感じた方もいるかもしれません。

 でも水槽アクアリウムにはその手間以上の充実感がたくさんあります。

 水のせせらぐ音や魚が優雅に泳ぐ姿、水草が緩やかに揺れ動く情景は、仕事で疲れた心とストレスを本当に癒してくれます。

ミナミヌマエビ

 エビや魚の稚魚が生まれると微笑ましく、水槽管理の手間など大したものではないと思えます。

 確かにアクアリウムは初期投資が掛かるし、難しいイメージがあるかもですが、何事も始めてみないと分からないものです。
 最近ではミニ水槽がブームとなり、本当にスペースの要らない極小サイズまでありますから、初めての人でも気軽に導入しやすくなっています。

 是非、トライしてみてください。

 ちなみに、小さい水槽セットの方がもろもろの費用は掛かりませんが、管理のしやすさで考えると極小サイズより、せめて20cmキューブ水槽や30cmキューブ、45cm規格水槽クラスからが見栄えも良いですし、置くスペースと予算が許されるなら60cm規格水槽で始めるのが最も飼い易くおすすめです。
 水量が多いと水温や水質が安定しやすい事、そして飼育できる生体数の許容量も多く、レイアウトの楽しみや育てられる魚、水草の種類も、多様な中から選べるようになります。

 あなただけの水槽アクアリウムが成功する参考になれば幸いです。

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