アクアリウムサプリ〜熱帯魚と水草と水槽の話

水草絨毯の隙間から底床掃除クリーナーを自作。

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水草絨毯の間から底床掃除に自作クリーナー

水草絨毯の底床掃除に自作クリーナーを作ってみた

 アクアリウムで水草絨毯レイアウトはやはり目を引く美しさがあります。
 でもひとつ問題は、底床の汚れの蓄積

水草絨毯の隙間から汚泥の底床掃除

 水槽の底床掃除はこれまで排水ストレーナーをグリグリ差し込みながら吸い出していましたが、ヘアーグラスショートで草原化したために、糞や排泄物が底床内に溜まりやすくなってしまいました。

 ちなみに草原化前までは、こちらの自作クリーナーを使っていました。



 底床に汚れが溜まると、水質の悪化やバクテリア環境の変化で、どうしても水換え頻度が多く必要になります。
 硝酸塩濃度が高くなるので高過ぎるpHを下げるには良いかもしれませんが、水槽水の汚れは生体の病気藍藻・黒髭コケの発生を誘発しますし、なんとか汚泥レベルを低く抑え維持したいところ。

 ただ水草が広がっていると底床をグリグリ荒らす掃除は難しいので、草原の状況を壊さずに適度に底床掃除できないかと新しく自作クリーナーを作ってみました。

水草絨毯底床クリーナーの材料と作り方

 こちらが今回作ってみた水草絨毯のための底床クリーナー

自作した草原底床クリーナーの材料と作り方

 水草の入り込んだ場所でも差し込んで吸い出せるように、先を細く作ってみました。

 仰々しく説明してますが、材料費も安く、構造も非常に簡単です。

自作クリーナーで準備した材料

ミニ油差しを自作クリーナーの先端に使用

 ミニ油差しの先端ノズルが使えそうな形状だったので、ホームセンターで100円ほどで購入。
 あと、エアチューブ用ジョイントとエアチューブ配管用のパイプ。

 小型水槽は総水量が少ないので、クリーナーの吸水量が多いと細かく掃除できないため、エアチューブで吸水量を抑えました。

クリーナーの作り方

油差しノズルを加工

 油差しのノズルを底床に挿して汚泥を吸うため、ノズル先端に穴を開け加工します。

油差しノズルに複数の穴開け

 クリップを火で加熱してノズル側面に差し込み、穴を開けます。

コンロの火でクリップを加熱

(コンロが汚いのはご勘弁を。。)

油差しノズルに空けた穴

 同じように場所と角度を変えて複数開けます。

 その後、ノズル部分のみカット。

ノズル部分のみカット

 ノズル側カット面を紙ヤスリで少し整えます。

ノズル部カット面を紙ヤスリで綺麗に

ノズルにジョイントを接着

油差しノズル部とエアチューブジョイントを接着

 切り離したノズル部にエアチューブジョイントを接着。

ノズル部に裏側からエアチューブジョイントを接着

 ある程度のサイズ感を考えて油差しを選びましたが、思った以上にぴったり。

ノズルとエアパイプを接合

ノズルとエアパイプを接合

 最後にノズルとエアパイプを接合します。

ノズルとエアパイプを接合

 ジョイントとエアパイプは径がほぼ同じなので、エアチューブの端切れで繋げました。

水草絨毯に自作クリーナーの使用感

 この自作クリーナーの使用感は、可もなく不可もなくといった感じ。。
(せっかく読んでもらったのにごめんなさい。)

 それほど水草を荒らさずに底床に深く挿すことは出来るのですが、サイフォンの原理で吸い上げるためイマイチ吸引力が弱く、ちょっと物足りなさが残る結果に。

 まあ使えないわけではないので、ちょっとずつ改良しながら少し使ってみようと思います。

 ちなみに今回の自作クリーナーはソイルには向きません。というか、ソイル底床の掃除って難しいですね。なにせ、強度の違いはあれどソイルが崩れますから。
 ソイル底床を掃除する場合は、冒頭に紹介した“以前から使っている自作クリーナー”の方が具合良いです。

 私の水槽にも若干ソイルが混ざっていますが、ほとんどが崩れないゼオライトなので軽石のような感覚でザクザクと掃除しても問題ありません。

 正直残っているソイルも出来ればもう全部排出したいくらい。水槽立ち上げから既に5年経っていてソイルの良い効果なんて期待できませんし。
 ですが水草が草原状に広がったため、水草の間からスポイトを挿して吸い出してみたところ、わずかにあるソイルがスポイトの口を詰まらせてしまい、イマイチ作業効率が悪い。

 そこで今回新しく自作でクリーナーを作ったのですが、やっぱりソイルが目詰まりの原因となりますね。。

 このクリーナー、ゼオライトや大磯砂だけの底床なら、鋭く入って下層の汚泥を吸ってくれるので最高な感じです。
 こんな結果ですが、自作クリーナーを考えてる方の参考になれば嬉しいです。

 とにかく、何か目的を持って作るのは楽しいですね。

原材料の参考リンク

 今回使ったアクリル管は、水作「パイプピタっと」。
 これ、ドライヤーで熱して曲げたりも出来て、自作にとても重宝します。

 実はこの「パイプピタっと」の先をカッターで少し削って尖らせるだけでも、ザクザクと底床掃除できちゃいます。(爆)

水作パイプピタっとで底床掃除

 ソイルや細かい底床材だとやっぱり詰まりますけども、これで充分って状況も多いかも。

 また、発酵式CO2配管でも加工して使ってますので、よろしければご覧ください。



その後の追記

 その後、ソイルの目詰まりで底床の汚泥処理が思うように進まず、けっきょく底砂を全部ゼオライトに入れ替えることにしました!

 

 

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