エデニックシェルトV3を2年使用した使用感と性能の感想
小型水槽用外部フィルターの中でも高評判のSUDO(スドー)製「EDENIC sceltoV3(エデニックシェルトV3)」を、30cm規格サイズの水草水槽で実際に2年以上使っています。
2年も使うと細かいところが色々見えてきました。
そこで今回フィルター掃除のタイミングに合わせて、私のリアルな使用感と性能の感想を書いてみました。
エデニックシェルトV3を購入しようか迷ってる方の参考になればと思います。
スポンサーリンク
エデニックシェルトV3の基本性能
まずエデニックシェルトV3の基本性能は、こちら。
- 製品名:EDENIC SCELTO V3
- 品番:S-295
- 定格電圧:AC 100V 50/60Hz
- 消費電力:3.0W/50Hz,2.5W/60Hz
- 吐水量:140〜165L/h
- コード長:1.4m
- 本体サイズ:高さ170×幅90×奥行150(mm)
- 適応水槽:40cm(25L以下)
スリムでコンパクトの良いデザイン
本体幅が9cmとスリムなので、小型水槽にぴったりです。
見た目もシックな黒を基調としていて、私は好み。
静音性が高く音も静か
音はかなり静かです。
エアーレーションを併用する環境では、エデニックシェルトの音はまず聞こえません。
ただし頻度は少ないですが、外部フィルター本体に溜まる空気を吐き出す時に「シューッ」と音がします。特に不快な音じゃないんですけども。
エデニックシェルトV3の水流の強さ
気になる水流の強さですが、私も使用している30cm規格水槽に本当に丁度良い流量です。
設置してすぐは少し強く感じるかもしれませんが、長期的に稼働し続けるフィルターはそのくらいがベストですよね。モーターが小慣れてきたり汚れが付くと、流量が微妙に低下するものですから。
適応水槽は40cm(25L以下)となっていますが、30cmキューブ水槽には若干弱いかなという印象です。
参考情報
写真は、まだ未使用の部品およびカットした残りホースとパイプ。
ろ材はグラスリング(ガラス系多孔質濾材)が同梱されているので、本体を購入すればすぐに使用できます。
細目フィルターパッドは本体に1つ同梱されています。
写真の予備パッドは、おまけ付きセット購入で付いてきたもの。
吸排水パイプはノコギリ等でカット出来るので、水槽高さとソイル厚に合わせて加工して使っています。
シャワーパイプの穴を大きく加工すれば、水流をさらに弱く調整する事もできそうです。
水槽の縁に掛ける“フレームサポート”パーツを使うと給排水パイプが固定されるので、吸盤で固定しなくても使えています。吸盤が無い分、景観はすっきり。
(※使用説明では、30cm規格水槽の高さはフレームサポート適応外と記載されてますけど、使えてますね。)
エデニックシェルトV3のメリット・デメリット
私が使ってみて感じたエデニックシェルトV3のメリット・デメリットはこちら。
メリット
- コンパクト
- 静か
- 取り回しがすっきり
小型水槽用に設計されただけあってコンパクトながら、濾過能力は高く、取り回しもスッキリです。
吸排水パイプも流量に合わせて径が細く、水槽の景観を圧迫しない点も好印象です。
デメリット
- 高濾過だけに目詰まり早め
- メンテナンス性に若干問題あり
コンパクトながら高濾過構造のため、ケース内スポンジの汚れによる目詰まりは早めです。
過密飼育水槽だと、掃除の頻度は多くなりそう。
本体の分解が女性には硬い
メンテナンス性の問題というのが本体の分解で、フタ(ポンプユニット部)とケースの取り外しがかなり硬い点。
何度か開閉してると徐々に外しやすくなりますが、初めはとてもキツく閉まっています。
初回掃除の時は男の私でも外すのにけっこう力を込めたので、女性にはちょっと大変かもしれません。。
外し方のコツは、上部の呼び水キャップを外して指を入れ、真上に引き上げるように。
中の水は事前に出しておきましょう。勢い余って飛び出します。(汗)
エデニックシェルトV3の掃除メンテナンス
ご紹介ついでに、今回行ったエデニックシェルトV3の掃除メンテナンス状況も載せておきます。
洗浄用の水は、飼育水ではなくカルキ抜きした水道水を使用。
コンパクトだから持ち運びが楽
本体を持ち上げると給排水パイプも一緒についてくるので、バケツに引っ掛けて洗い場へ。
コンパクトだから持ち運びが楽です。
スライドロックを外して開閉
フタ(ポンプユニット)の左右にあるスライドロックを解除して、ケースから外します。
本体上部の呼び水キャップを外して、中の水をバケツに出したら、呼び水口に指を掛けて引っ張ります。
既に購入から3度目の本体掃除なので、蓋の開閉もスムーズでした。
スポンジと濾材を洗う
スポンジと濾材をさっと洗います。細目パッドは新しく交換。
本体内スポンジと吸水パイプのスポンジは、揉み洗いのみ。濾材も優しくサラサラしただけです。これで充分。
(スポンジの揉み洗いで真っ黒。。)
インペラーはほとんど汚れてませんでした。
パイプとホースの内側も今回は掃除せず。ズボラ全開。
もし洗う際は使用済み細目スポンジを少し千切って詰め込み、割り箸などで反対側に押し出すと掃除しやすいのでおすすめです。水鉄砲の要領。
セットし直してスライドロックを閉める
後は濾材と細目パッド、内部スポンジをセットして、スライドロックを閉めるだけ。
掃除のメインは、内部スポンジと吸水スポンジ、細目パッドです。これらの目詰まりで流量落ちますから。
水槽に設置する前に呼び水を満たす
初使用時も同様ですが、エデニックシェルトを水槽に設置する前に、本体に呼び水を満たすとスムーズです。
呼び水口が小さくて入れづらいんですよね。こぼしやすい。。
(悪い例。爆)
飼育水で満たして呼び水キャップをしっかり閉めたら、設置して完了です。
今回の掃除はトータル10分程度でした。
エデニックシェルトV3の感想まとめ
愛用するエデニックシェルトV3について、購入前に気になりそうなポイントをピックアップしてご紹介しました。
使用する水槽は現在、サイアミーズフライングフォックスが1匹にヤマトヌマエビが3尾。水草育成メインで稼働してるので、汚れ方はかなり遅めですね。
ときどき吸水スポンジだけ揉み洗いして、本体掃除をより長期的に減らしてる感じ。
素直に気に入っています。
ちなみにエデニックシェルトと比較されるEHEIMアクアコンパクト2004(2005)も使用感を書いているので、よろしければご覧ください。
EHEIMアクアコンパクトは流量が50Hzで60〜300L/h、60Hzで60〜360L/hと、水流の強弱が調整可能です。水槽環境に大きく影響する流量を調節できるのはかなりメリット。
ただしポンプを水槽内に設置するので、景観はエデニックシェルトよりマイナス。
私がおすすめするなら、25cmキューブや30cm規格水槽ならエデニックシェルトV3、30cmキューブ水槽ならアクアコンパクトかなという感じです。参考まで。
参考リンク
[PR]
スドー エデニックシェルト V3 水槽用外部フィルター おまけ付き【HLS_DU】
-
Amazon
(アマゾンは本体のみ価格)
関連記事
スポンサーリンク