水槽水のpHをクエン酸で下げる。

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水槽pHを弱酸性に下げる調整をクエン酸で

 水草の艶が落ちてクスんだ印象だったので、水槽水のpHを測定したところ7.5以上に上がっていました。。

水槽pHを弱酸性に下げる調整をクエン酸で

 確かにここ最近、固形肥料を埋め込みつつ液肥やトリートメント剤の添加が重なってしまった感があり、じっくり観察するとミナミヌマエビの動きも鈍くなっていました。
 もともと家の水道水自体がpH高めなので、簡単にアルカリに傾いてしまうんですよね。

 そこでpHを調整して強制的に下げる事にしました。

 ただ、テトラpH/KH(炭酸塩濃度)マイナスなど市販のpH降下剤は値段もそれなりですし、継続して使っていくのはちょっとした負担なので、食品用クエン酸を使う事にしました。

水槽pHを弱酸性に下げる調整をクエン酸で

「クエン酸なんて使って大丈夫なの?」と思う方もいるでしょうが、大丈夫です。
 それでも、生体に影響が出ない使い方には多少の知識とコツが必要です。

 今回はクエン酸を使った水換えについて書いていきます。

水槽pHがアルカリ性に傾きやすい要因は?

水槽pHがアルカリ性に傾きやすい要因は?

 私の水槽では酸性側に傾けてくれる要素が、小さな流木と長年維持してきた底床の硝酸塩蓄積くらい。また、水道水のpHも汲んですぐはほぼ中性ですが、正直バケツに少し放置すれば水道水中のCO2が抜けて7.5前後の弱アルカリ性に傾きます。

 なので、底床にカリウム系固形肥料を埋め込むとどうしてもpHが上がり気味になりますから、昼間は絶えずCO2添加を心掛けています。発酵式CO2ですけど。
 それでも微量元素やビタミン剤系トリートメントで試したい商品があり、少し無茶な添加になっていたようです。反省。。

 ただph高めの水道の水質は、以前から何かしら対処しなければと思っていたので、これを機に換水自体のpHを下げて弱酸性に調整していくことにしました。

 真新しい吸着系ソイルならこの水道水でも丁度いいpHを作ってくれるかもですが、長年使用したわずかなソイルや、大磯砂や田砂などの底床だと、換え水pHの影響は多大です。
 しかもうちの水槽は5年目のゼオライト(コトブキ工芸ろかジャリ)。。

水槽底床に大量のゼオライト(コトブキ工芸ろか砂利)

(少し混ざってる黒粒はソイル「水草一番サンド」。これも5年もので無意味。)

 ちなみに、ヤマトヌマエビは案外アルカリ性にも強いんですけど、ミナミヌマエビはやはり弱酸性環境がベストな印象。多少pH7.0を超えても水質が安定していれば全く平気ですが、pH7.5辺りを超えてくると顕著に元気が無くなっていきます。体格など個体差もあるんでしょうけど。

 あとヘアーグラスショートも水草の中ではアルカリ性に強い方だと思いますが、やはりpH6.5〜7.0辺りの調子が断然良いですよね。
 その他、水槽にいる小型熱帯魚やアヌビアスナナやロタラ類も、やはり中性寄りの方が良いでしょうということで、弱酸性環境を作っていきます。

その他pH調整成分について

 ちなみに、pH調整剤に使われる成分はクエン酸だけでなく酢酸やリン酸塩などいくつかあり、どの成分も強酸で、アルカリ性を中和してpHを下げます。

リン酸塩

 実際のところは知りませんが、pH降下の定番商品「テトラpH/KHマイナス」はリン酸塩を用いて調整してるとも言われてます。
 でもリン酸配合は自己流だと使い方が難しいですし、植物の3大栄養素ですから下手にコケが増殖しても困るので却下。

酢酸

 酢酸で身近なのは黒髭コケ対策で定番の木酢液。木酢液もpH2ほどの強酸ですが、その主成分は酢酸です。

 木酢液に関しては、かなり昔から水槽pHを下げる手法として、古くは雑誌で紹介される事もありました。
 ぶっちゃけ私も、原液を10倍ほどに薄めた希釈木酢液ポンプを水槽に添加してた時期があります。

水槽に添加用の希釈木酢液ポンプ

 実際アルカリ性に傾いた水槽だと、高pHで抑圧されたエビや水草への良い効果もしっかり感じられます。
(逆にばっちり弱酸性環境の水槽には、まったく効果無しと思って良いです。)

 ただ、木酢液にもピンからキリまであって、安い製品には発がん性物質も含まれています。酢酸のほか数百種類の化学物質が含まれていて、メタノールなどタール類やベンゾピレン、ホルムアルデヒドといった毒性成分が有名です。
 これから頻繁に使うものだけに、私の健康的にも発がん性の印象で却下。日本木酢液協会に怒られそうですけど。。

 実は高価な木酢液には、静置法から特殊濾過など手間ひまを掛けて精製され、人間が食べても大丈夫レベルまであります。
 でも、そんな高いのじゃ安価にpH降下となりません。それなら市販品買った方が早いでしょって話です。

 また、私が使っていた時は微量の添加なので特に問題なかったのですが、木酢液には殺菌作用もあるので、しっかりpHを調整する添加量になればバクテリア環境に影響が出る可能性も多々あります。

 てか、食酢使えって話ですけど、添加物の旨味成分とか要りませんし、換え水に酢を垂らす姿もイマイチしっくり来ない。。やはりニオイがキツいし、酢は酸味が飛ぶから保存管理も面倒です。

クエン酸

 クエン酸は工業用から食品用まであり、価格も安価です。
 強酸の力で洗濯や掃除に使われたり、飲料水で紫蘇(しそ)ジュースやスポーツ後のクエン酸水にも使われます。

 市販品も純粋な結晶クエン酸のみで余分な成分も含まれず、匂いもせず長期保存しやすい。

 ちなみにクエン酸は生体や水草(植物)にも多く使われる有機化合物で、酸素呼吸でエネルギーを生産するクエン酸回路、植物によっては根からクエン酸(根酸)を分泌して栄養素を吸収しやすくしたり微生物と共生したりも。
 使い勝手良く有益な感のあるクエン酸は、セルフpH降下剤に最適と思います。

 もしかしたらポッカレモン100みたいな100%レモン果汁を使ってる人もいるかもしれませんが、レモンの酸味もクエン酸ですから、レモン果汁でpHを下げる事も可能です。
 ただレモンには、クエン酸だけでなく糖質やポリフェノール、カリウムなどミネラル類、ビタミンCや葉酸などなど、いろんな成分が入り過ぎてて、どの成分が駄目って訳じゃないけどちょっと変に富栄養化しそうで使いづらいですね。

pHを下げるクエン酸添加の手順とコツ

それでは、クエン酸でpHを下げる手順とコツを書いていきます。

クエン酸でも配合量で危険な場合も

 好印象のクエン酸ですがそれでもpH2以下にも出来る強酸ですから、配合量を安易に行えば水槽生体を殺す危険なpHが簡単に作れます。

 例えば、3リットルの水(中性想定)にクエン酸たった0.1gを溶かしただけでpH4以下になります。つまり30リットルに1gと同じ。

 現状の弱アルカリ水槽にpH5を下回る換え水では、バクテリアも含めて生体がpHショックで瀕死の状態ですから、pH4なんて劇毒です。
 クエン酸を使う際はpHを確認しつつ、毎回同じpHを作る手順が必要です。

換え水のpHを調整する

 まず、バケツに汲んだ水にクエン酸を添加して、弱酸性pHを作ります。

 ちなみに、アクアリウムで「pH6.5の水を作るには何グラム?」なんて事を考えても計算するだけ無駄です。
 水道水は純水ではありませんし、地域によって大きな誤差がありますから、クエン酸を同量を加えても水道水によってpHは変わります。

 換え水のpHを合わせるには、極めて少量ずつ水道水に溶かしながら実際に調整するしかありません。

pH試薬で測定しながらクエン酸でpHを調整

 また、「水槽がpH7.5だからpH5.5の水で半分換水すればpH6.5」には、なりません。

 ご存知の通りpHは水素イオンの数ですが、pHが1下がるごとに水素イオンは10倍になり、2下がれば100倍。
 つまり、pHが低くなるほど水素イオンは放物線を描くように爆増するので、pH5.5で換水したらpH6.5どころかpH6を下回るかもしれません。ただでさえ水温による活量係数や金属イオン等不純物との反応を度外視した話ですし。

 ということで、難しい化学式は抜きにして、換え水のpHは水槽に理想の数値(目指したい値)を実際に測って作るのが無難です。

 私は6.7程度で合格と設定。ぶっちゃけpH測定も精度が低いアクアリウム用品ですし、測定に多少の誤差があっても安心な範囲で。

極小計量スプーンを作る

クエン酸用極小計量スプーンを自作

 これから水換えで何度も水溶液を作るので、添加するクエン酸量を計測できるものが必須です。ほんのちょっとの違いでpHはかなり変わってしまうので、目分量ではまず無理。

 ただ、ごく少量を計る計量スプーンなんてありませんから、割り箸の端を彫刻刀で凹み状に削って極小計量スプーンを自作しました。
(今は懐かしいBB弾より小さい直径)

割り箸で極小計量スプーン

 一杯何gかなんて分からなくて大丈夫です。あとは、この極小スプーンで何杯入れたらpHがいくつになるか、実際にpH測定試薬で調べます。
 私の場合、いつも使う換水用バケツの水3リットルに自作スプーン6杯入れたところで、設定したpH範囲でした。

自作計量スプーンでクエン酸を換え水に溶かす

 説明しやすく水3リットルと書きましたが、バケツに印を付けて毎回同じ水量であれば、何リットルか分からなくても好きな量で問題ありません。

 私の水槽は容量20リットル弱なのでこのバケツサイズ(×2)で充分ですが、毎回10リットル、20リットルと換える方はそれに合わせた計量スプーンが欲しいですね。1杯1gでは大き過ぎるのでそれ以下のもの。

温度を合わせゆっくり足す

 換え水のpH調整ができたら水槽にゆっくり足していきます。

 この時の換え水温度は水槽水温にしっかり合わせます。pH変化のストレスだけでなく水温変化のストレスもとなると生体への負担が増大してしまいます。

 私の場合、かなりチョロチョロ足してくので、水温も1度高めです。

 万が一、エビや魚の挙動がおかしいと感じたら即ストップ。いつもの足し水に戻しましょう。

クエン酸水溶液でpHダウン時の注意点

 クエン酸水溶液で水槽pHダウン時の注意点を挙げます。

無理せず1日1度の換水

 日に何度も換水せず、1日1度、3分の1から4分の1換水したら様子を見ます。
 pH6.5程度のクエン酸添加量はそれほどではないですけど、生体の調子や目に見えないバクテリアへの影響など観察します。

 何回か換水して水槽pHが変化してくればもう安心ですが、水槽環境はそれぞれ違うので何が影響するかは予測できませんから。

クエン酸を直接添加しない

 換え水が面倒だからと、水槽に直接クエン酸を添加するのはおすすめしません。

 粒状クエン酸をそのまま添加すれば、溶け出した付近は一時的に強酸水になり不安定ですし、急激なpHの変化が生体に影響する度合いは予測できません。
 換え水のように全体が均一の弱酸性をゆっくり足せばショックも軽減しますが、直接添加は少なからず生体へのダメージが心配です。

 また、クエン酸でのpH中和・緩衝では、キレート化合物やクエン酸化合物などその他副産物が生成されます。

 特別これらの副産物に毒性がある訳ではありませんが、蓄積していけば水質にも悪影響を与えるので、副産物を吸い出し換水しつつpHを下げていくのがセオリーです。

岩石によってpHが下がらない

 水槽pHをアルカリ性に傾けている張本人が岩石だった場合、クエン酸水でpHを下げようと思っても下がらないかもしれません。
 いくらクエン酸水で換水し続けてもpHが改善しない場合は、石を取り出す意外にpHダウンの方法はないと思います。

 そのほかに貝殻(炭酸カルシウム)が含まれる大磯砂なども下がりづらい事があります。

 ただ、石や底床、固形ろ材、肥料など見渡してもpH上昇の原因として疑わしい点がない場合、ほぼ水道水のpHが高めでしょう。
 水道水が原因であれば、換水の際にpH調整するだけで徐々に降下していきます。

肥料のし過ぎ

 水槽pHを下げてる期間は肥料添加を控える、もしくは可能な限り少なくします。
 水槽でpHを下げるのは基本的に軟水化する事ですから、硬水化してしまう肥料をこれまで通り加えていてたら、同じ事の繰り返しになってしまいます。

 もちろん水草の調子を見ながら、葉色が落ちたり葉形が悪くなるようなら追肥しますが、クエン酸は硬度を上げてしまう金属イオンをキレート化してpHに影響が出ない形に変えてくれますし、キレート化した栄養素でも植物は取り込む事ができますから、栄養素のバランスが悪くなければ水草にそれほど大きな影響は起きにくいと思います。

 ましてや、pHがアルカリ性に傾いた大きな原因が肥料過多だとしたら、水草が弱ったからと栄養素は充分過ぎるのに追肥してpHが高くなり枯れるという愚かな失敗も。
 これ、ぶっちゃけアクアリウム初心者に意外と多いミスだったりします。

クエン酸でpHを下げてみた結果

 クエン酸水で換水した結果、実は初めのうちは水槽pH7.5と弱アルカリ性からほとんど変化がありませんでした。
 私の水槽でも特別、硬度を上げる性質のものは無く、水道水と肥料具合だけだと思っていました。

 が、pHがスムーズに変化しない理由を考えていて、思い浮かんだのが底床のゼオライトです。。

 カルシウムイオンやマグネシウムイオンなど陽イオン吸着型ゼオライト(コトブキ工芸ろかジャリ)ですが、すでに5年ほど使用してるのでイオン交換能もほぼ機能してないだろうし、ここ数年はこれといった不具合もなく“ただの砂利”感覚で考えていました。

 でも、カリウムイオンやカルシウムイオンをしっかり吸着し蓄えていたんでしょう。ゼオライトは可逆性があるそうですから、吸着してた金属イオンを放出してるのかもしれません。
 何が起こっているのか正確なところは分かりませんが、換水後の水槽水pHを測定してもほぼ変化無し。

 まあ、3分の1程度の換水ですし、pH試薬の精度を考えると、細かい変化が読み取れないだけかもしれません。焦らず日を空けて少しずつ下げていきます。
 クエン酸でpHを下げる具体的な情報がネットを探してもほぼ無いので、突然何が起こるかも分かりませんから慎重に。

クエン酸添加で体調が良いミナミヌマエビ

 ただ、一度目の換水からエビや水草らは断然調子が良く、ミナミヌマエビなどは水を足しているそばから表に出てきて心地良さそうにツマツマ。
 水槽pHと換え水のpH誤差は1.0近くもあるのに、pHショックどころかpH6.7の換え水が気持ち良いと言った感じです。
(もちろん、滅茶苦茶ゆっくり足してます)

 いくらミナミヌマエビは弱アルカリ性でも大丈夫と言っても、やはり低pHが最適。

 また、その後4回ほど水換えして、若干ですが下がってきました。約0.1ずつ下がってく感覚か。

クエン酸水を換水して水槽pHが下がってきた

 まだ若干pH7以上ですけど、とりあえずは水草、特にヘアーグラスショートの色艶と、ミナミヌマエビの体調が良い状態を維持できているのが一番。調子が良ければ無理して下げる必要はないですから。
 ただでさえpH調整は生体にかなり無理が掛かります。

 pH調整し始めてから、見るからに水草全体が活性化していて、クスんでいたヘアーグラスショートも白く新しい根をグングンと伸ばしています。

pH降下で新しい根を伸ばすヘアーグラスショート

(この強引な植栽は無視して下さい。。)

 やはり水道でもともと高い硬度にさらに肥料の金属イオン過多で、硬度が高過ぎた(しいてはpHが上がった)のでしょう。水草の浸透圧調整の限界を超え始めてたようです。
 あと、クエン酸によるキレート化も良い影響が出てる気がします。

 たぶんですが、私のようにゼオライトを多量に使って水草を育てる方自体が少数派だと思うので、今回のクエン酸によるpHダウンの結果がそのまま参考になるか分かりませんが、pHを上昇させる主な要因が水槽環境に見当たらないけど塩基性に傾いてしまう大抵の原因は、水道水のpHと、カリウムやマグネシウム、カルシウムなど添加肥料でしょう。

 KH(炭酸塩硬度)やGH(総硬度)が関係してくるので、硬度が割りと低い水槽によっては1回目でガクンと下がる事もあるはずです。それでも設定した換え水pHより下がる事はないので、換え水pHの設定が大切。

 もし私のように変化が微弱であったとしても投げやりにならず、焦らず間を置いて地道に水換えを繰り返すのみです。
 換え水のpHは充分に下げていますから、弱いなりに中和作用は起きています。硬度を上げている金属イオンをキレート化したりクエン酸化合物に変化しながら、徐々に変化します。

 ちなみに実際にやってみて感じたのは、クエン酸で換え水pHの設定を極端に下げるのは(クエン酸濃度が高いのは)、生体に影響が大き過ぎるようです。クエン酸の酸っぱい酸味が分かるのか。。
 せめてpH誤差を1未満に抑えてあげるくらいの薄い濃度がおすすめです。

アルカリ性水道水ならやる価値大

 ここまで読んで頂ければ何となく分かると思いますが、このクエン酸によるpH降下は、水道水pHがアルカリ性の場合に特に有効です。
 というか、水槽pHが高くても水道水がばっちり弱酸性であれば、使用法も難しくなります。

 水槽のpHは基本的に水道水に左右されます。水道水が弱酸性であれば多少アルカリ傾向の要因が水槽内にあっても大抵、水道水のpHに近づきます。それほど水道のpHは影響が大きいものです。
 まあ、ずっと水道から供給するのだから当然と言えば当然ですね。

 なので水道水が弱酸性なのに水槽pHが高くなってしまうのは、水槽内の何かが強力にpHを押し上げているに他なりません。
 その場合、pHが上がる原因を突き止めて排除するのが最善策です。

 肥料の入れ過ぎはもちろん、レイアウトの石、サンゴ系ろ材、大磯砂などなど、可能性のある要因を探します。

 ちなみに、ベテランのアクアリストになるとpHが上がってしまうレイアウト材料をあえて指定して使う事もあるので、その場合は、原水がpH6.5の水道水をクエン酸でさらに下げる使い方も可能です。

 ただ、水質を安定させる全体的なバランスの取り方を、多少なりとも把握していないと難しいですから、水道水が既に弱酸性であればpH降下剤で下げようとせず、pH上昇の犯人を捜すのが先決でしょう。

 最後に、pHを操作しようとすると誰もが無理をしてしまいがちですが、求めているのは生体達の元気な姿です。意地でも目標値まで調整しなければいけない訳じゃありません。

 熱帯魚やエビ、水草に心地良い水槽を作る参考になればと思います。

pH管理の参考リンク

テトラテストpHトロピカル試薬とSUDOスポイトの使い勝手

 今回使ったpH測定試薬はテトラテストのpHトロピカル試薬。


 試験管に水槽水を規定量入れて試薬を7滴垂らし、色でpHを測定します。
 なのでスポイトがあると非常にスムーズに調べられます。


クエン酸でpHダウンその後の追記

 その後数回クエン酸の水換えを実施しましたが、そこで徐々にヌマエビの反応に変化が出てきました。クエン酸溶液に不快感を表し、泳ぎ回る個体が現れ出します。

 特にこれまでと変わらない濃度と手順でしたから、クエン酸添加による水硬度の変化だと推測。KH(炭酸塩硬度)を計測してみたところ、3という値でした。
(ちなみに現在はKH2まで下がっています。)

 以前はKH6前後でしたから、やはりかなり低下しています。

 良く聞く話で、ヌマエビには低硬度が良いなんて言いますが、これだけKHが下がればGH(総硬度)だって必然的に下がってるはず。
 確かに水槽にもともと硬度を上げる要素も無いですし、肥料添加もストップしてましたから、クエン酸でカルシウムイオンやカリウムイオンがキレート化してどんどん軟水になっていったと思います。

 ある程度KHが低下するとクエン酸水溶液で水質がとても不安定になるんでしょうね。

 ということで今回のクエン酸でpHダウンはここで中断。最終的に、ほぼ中性辺りまででした。

 で、思った事は、初めにエビが不調になったのはpHが高過ぎたというより硬度が高過ぎたからじゃないかということ。
 確かに肥料や添加剤をやり過ぎてた実感ありますから。。

クエン酸でpHダウンも不調に

 なんか目先のpH値にばかり目がいってましたが、とりあえず熱帯魚はもちろん現状で落ち着いたエビ達も元気にツマツマしてますし、どちらかというとpHを下げるためというより硬度を下げるためにクエン酸を使うのが正しい考え方ではと、今回の事から感じています。

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